婚活・マッチングアプリは経費になる?仕事の人脈形成
婚活費用は原則として経費にならない
「仕事の人脈を広げるために婚活パーティーに参加した」「マッチングアプリで出会った人がクライアントになった」。こうした理由があっても、婚活にかかる費用は原則として経費にできません。
理由は、婚活は「個人の私生活に関する支出(家事費)」であり、事業の遂行に直接必要な費用とは認められないからです。
経費にならない理由
1. 事業との直接的な関連性がない
婚活の主な目的は「結婚相手を見つけること」であり、事業目的ではありません。結果的にビジネスにつながったとしても、本来の目的がプライベートである以上、経費計上は困難です。
2. 家事費に該当する
所得税法では、家事上の経費は必要経費に算入しないと規定されています。婚活費用は個人の生活に関する支出として、家事費に分類されます。
3. 按分も難しい
「半分は仕事、半分はプライベート」という按分も、婚活の場合は根拠を示すのが極めて難しいです。
例外的に経費にできるケース
マッチングアプリ関連の事業
マッチングアプリのレビューサイトを運営している、婚活コンサルタントとして活動している、など、婚活自体が事業の一部である場合は、取材費・研究費として計上できる余地があります。
婚活ビジネスの市場調査
結婚相談所の経営者やマッチングアプリの開発者が、競合サービスの調査として利用する場合は「調査研究費」として認められる可能性があります。
ライター・インフルエンサーの体験取材
婚活をテーマにした記事やコンテンツを制作するために、実際にサービスを利用する場合です。コンテンツとして公開していることが条件です。
人脈形成の費用と交際費の違い
「仕事の人脈を広げるため」として飲食費を接待交際費にするケースはあります。しかし、それは「既存の取引先」や「見込み客」との関係構築が目的の場合です。
不特定多数との出会いを求める婚活とは性質が異なります。
認められない具体例
- マッチングアプリの月額料金
- 婚活パーティーの参加費
- 結婚相談所の入会金・月会費
- 婚活用のファッション・美容代
- デート代(相手が取引先でない場合)
まとめ
婚活費用を経費にしたい気持ちはわかりますが、税務署に否認されるリスクが高い項目です。無理に経費計上して税務調査で指摘を受けるよりも、確実に認められる経費を正しく計上する方が賢明です。
婚活関連の事業を営んでいる場合に限り、適切に経費処理しましょう。フリーフリーでは、経費にできるもの・できないものの判断基準を詳しく解説しています。