仕事中のBGM(Spotify・Apple Music)は経費になる?
個人の仕事用BGMは経費にしにくい
自宅やカフェで仕事をしながらSpotifyやApple Musicを聴いている場合、全額を経費にするのは難しいです。音楽配信サービスはプライベートでも使うため、「家事関連費」として按分が求められます。
一方、店舗のBGMとして使う場合は、経費として明確に認められます。
経費にできるケース
1. 店舗・事務所のBGM
飲食店、美容室、小売店などの店舗でBGMとして使用する場合、「通信費」または「消耗品費」として全額経費にできます。
ただし、Spotifyの個人プランは商用利用が禁止されています。店舗BGMには以下のサービスが適しています。
- Spotify for Business(USENなど提携サービス)
- USEN MUSIC
- モンスター・チャンネル
2. 音楽関連の仕事
音楽プロデューサー、DJ、音楽ライター、映像クリエイターなど、音楽が仕事に直結する場合は、研究費・取材費として経費にできます。
3. コンテンツ制作用
動画制作でBGMを探すためにサブスクを利用する場合。ただし、商用利用可能なBGM素材サービス(Artlistなど)の方が適切です。
4. 語学学習のための音楽・ポッドキャスト
翻訳者や語学教師が、仕事に必要な語学力維持のためにポッドキャストを聴く場合は、一部経費として認められる可能性があります。
按分の考え方
プライベートでも仕事中でも同じアカウントを使っている場合は、使用時間で按分します。
例: 月の利用時間100時間のうち、仕事中のBGM60時間
- 経費計上割合:60%
- 月額980円 × 60% = 588円
ただし、「仕事中に聴いている=仕事に必要」とは限りません。BGMなしでも仕事はできるため、按分割合はやや保守的に設定するのが無難です。
勘定科目
| 利用目的 | 勘定科目 | |---|---| | 店舗BGM | 通信費 or 消耗品費 | | 音楽の研究・取材 | 研究開発費 or 新聞図書費 | | 一般的な仕事用BGM | 通信費 or 雑費 |
注意点
商用利用の規約
SpotifyやApple Musicの個人プランは、店舗BGMとしての商用利用が規約で禁止されています。店舗で流す場合は商用利用可能なサービスを使いましょう。
金額のインパクト
月額980円〜1,480円程度のサブスクの経費処理で、年間の節税効果は数千円です。按分の計算に時間をかけすぎるのは非効率かもしれません。事業用の割合が明確ならシンプルに処理し、不明確なら無理に経費にしない判断もありです。
家族プランの場合
家族プランを利用している場合、自分の利用分のみが按分の対象です。家族の利用分を事業経費にすることはできません。
音楽サブスクの経費処理は金額は小さいですが、考え方は他のサブスクにも応用できます。フリーフリーでは、サブスクリプション費用の経費処理について詳しく解説しています。