資金繰り予測の方法|来月お金が足りるか3分でわかる
「売上はあるのにお金がない」を防ぐ
黒字倒産という言葉を聞いたことがあるでしょうか。利益が出ているのに手元のお金が足りなくなって倒産するケースです。
中小企業の資金繰り問題の原因は、入金と出金のタイミングのズレです。売上は計上されているのに、入金は2か月後。でも家賃や給与は今月払わなければならない。
この問題は「資金繰り予測」で防げます。
3分でできる簡易資金繰りチェック
毎月の確認はこれだけで十分です。
今月末の預金残高(見込み)= 今の預金残高 + 今月の入金予定 − 今月の支払予定
これがマイナスなら、今月中に対策が必要です。
資金繰り表の作り方
シンプルな月次資金繰り表
| 項目 | 4月 | 5月 | 6月 | |------|-----|-----|-----| | 月初残高 | 300万 | 250万 | 180万 | | 売上入金 | 200万 | 180万 | 220万 | | その他入金 | 0 | 0 | 0 | | 入金合計 | 200万 | 180万 | 220万 | | 仕入・外注費 | -80万 | -70万 | -90万 | | 人件費 | -100万 | -100万 | -100万 | | 家賃 | -30万 | -30万 | -30万 | | その他経費 | -40万 | -50万 | -40万 | | 支出合計 | -250万 | -250万 | -260万 | | 月末残高 | 250万 | 180万 | 140万 |
3か月先まで作れば、資金ショートのリスクを事前に察知できます。
資金繰りを悪化させる5つの原因
原因1:売掛金の回収遅れ
取引先からの入金が遅れると、計画が狂います。回収状況を毎月チェックし、遅延があれば早めに催促しましょう。
原因2:在庫の持ちすぎ
在庫はお金が形を変えたもの。売れない在庫は資金を圧迫します。
原因3:設備投資のタイミング
大きな設備投資は資金繰りに直結します。分割払いやリースを活用して、一時的な負担を軽減しましょう。
原因4:季節変動
売上に季節性がある業種は、閑散期に資金が不足しがちです。繁忙期に余裕資金をプールしておく必要があります。
原因5:税金の支払い
所得税、消費税、住民税、事業税。税金の支払い時期は決まっています。予定納税も含めて資金繰り表に組み込みましょう。
資金ショートを防ぐ3つの対策
対策1:手元資金は月商の2〜3か月分をキープ
これが安全ラインです。1か月分を切ったら黄色信号です。
対策2:融資枠を事前に確保
お金が必要になってから銀行に行くのでは遅い。余裕がある時に融資枠を確保しておきましょう。
対策3:入金サイトを短く、支払いサイトを長く
取引条件の交渉で、入金を早め、支払いを遅らせることで資金繰りが改善します。
資金繰り予測の精度は、日々の記帳の正確さに依存します。フリーフリーで記帳を自動化し、リアルタイムの資金状況を把握しましょう。