帳簿を1年分まとめてつける方法|確定申告前の駆け込みガイド
帳簿、1年分溜まってますよね
2月になって焦り始めた。あるいは3月に入ってもう青ざめている。
1年分の帳簿がまったくついていない。レシートは引き出しの中。通帳は記帳すらしていない。確定申告の期限は3月15日。
大丈夫です。まだ間に合います。
この記事は、帳簿を1年分まとめてつけるための「駆け込みガイド」です。効率重視で、完璧を目指さず、申告に必要な最低限を仕上げる方法をお伝えします。
まず確認:あなたに必要な帳簿は?
個人事業主の確定申告には2種類あります。
- 白色申告:収支内訳書があればOK。帳簿は簡易的でよい
- 青色申告(65万円控除):複式簿記の帳簿が必要。損益計算書と貸借対照表を提出
青色申告を選んでいる場合、複式簿記が必要です。ただし、会計ソフトを使えば自動で複式簿記になるので、心配しなくて大丈夫です。
1年分を最速でつける手順
手順1:銀行の取引明細を取得する(30分)
ネットバンキングにログインし、1月〜12月の取引明細をCSVでダウンロードしてください。ネットバンキングを使っていない場合は、通帳を記帳して手元に用意します。
クレジットカードの利用明細も同様にダウンロードします。
ポイント:この明細データが帳簿の骨格になります。ここに載っている取引は「証拠がある」ので、安心して記帳できます。
手順2:会計ソフトに取り込む(1時間)
freeeやマネーフォワードに口座を連携し、取引データを取り込みます。過去1年分であっても、一気に取り込むことが可能です。
連携がうまくいかない場合は、CSVファイルをインポートする方法もあります。
手順3:売上を確定させる(1〜2時間)
振り込まれた入金を1件ずつ確認し、売上として登録します。
請求書を発行している場合は、請求書と入金を突き合わせてください。現金で受け取った売上がある場合は、メモや記録をもとに手入力します。
重要:売上の漏れは税務署が最も注目するポイントです。ここだけは正確に。
手順4:経費を仕訳する(2〜4時間)
取り込まれた支出を、1件ずつ経費として処理します。
科目がわからなくても、会計ソフトが自動で候補を出してくれます。迷ったら以下のざっくり分類で大丈夫です。
- 仕事で使ったもの → 消耗品費
- 仕事場の家賃 → 地代家賃
- 移動代 → 旅費交通費
- 飲食代(仕事関連) → 接待交際費
- 通信費(スマホ・ネット) → 通信費
手順5:レシートを処理する(1〜2時間)
現金で払った分のレシートを処理します。会計ソフトのアプリでまとめて撮影すれば、OCRで読み取ってくれます。
レシートをなくした場合は、この記事の範囲では「諦める」のが現実的です。出金伝票で対応できるケースもありますが、確認には時間がかかります。
手順6:確定申告書を作成する(1時間)
会計ソフトの確定申告機能を使って、申告書を作成します。控除証明書(社会保険料、生命保険など)の金額を入力し、内容を確認して提出。e-Taxなら自宅から提出できます。
所要時間の目安
| 手順 | 目安時間 | |---|---| | 銀行明細の取得 | 30分 | | 会計ソフトに取り込み | 1時間 | | 売上の確定 | 1〜2時間 | | 経費の仕訳 | 2〜4時間 | | レシートの処理 | 1〜2時間 | | 確定申告書の作成 | 1時間 | | 合計 | 6〜10時間 |
丸1〜2日あれば終わります。週末を使えば間に合います。
来年こそ溜めないために
正直に言います。1年分まとめてやるのは辛いです。
来年こそは溜めたくない。そう思うなら、週1回15分だけ帳簿を確認する習慣をつけてください。あるいは、最初からAIや代行サービスに任せてしまうのも手です。
フリーフリー なら、溜まった帳簿もAIがまとめて処理。来年からは「帳簿が溜まる」ストレスから解放されます。