帳簿のつけ方がわからない!フリーランス向け超シンプルな始め方
帳簿のつけ方、わからなくて当然です
「帳簿をつけてください」と言われても、何をどうすればいいかわからない。
仕訳、勘定科目、複式簿記、貸方、借方。言葉の意味すらわからない。そんな方に向けて、専門用語をできる限り使わずに、帳簿のつけ方を解説します。
結論から言うと、フリーランスの帳簿は思っているほど難しくありません。
そもそも帳簿とは何か
帳簿とは、事業のお金の動きを記録したものです。
- いつ
- 誰から(誰に)
- いくら
- 何のお金が
入ってきた・出ていったかを記録する。それが帳簿です。家計簿の事業版だと思ってください。
帳簿に記録するのは2つだけ
1. 売上(入ってきたお金)
お客さんや取引先からもらったお金です。
- 請求書を出して振り込まれた報酬
- 現金で受け取った代金
- 取引先から源泉徴収された金額も含めた総額
2. 経費(出ていったお金)
事業のために使ったお金です。
- 仕事で使うパソコンやソフトの購入費
- 打ち合わせの交通費や飲食代
- 自宅の家賃や光熱費のうち、事業に使った分
この2つを記録すれば、帳簿の基本は完成です。
最低限知っておく用語は5つだけ
| 用語 | 意味 | |------|------| | 勘定科目 | 経費の分類名(「通信費」「交通費」など) | | 仕訳 | 取引を帳簿に記録すること | | 売掛金 | まだ受け取っていない売上(請求済み・未入金) | | 事業主貸 | 事業のお金をプライベートに使った記録 | | 事業主借 | プライベートのお金を事業に使った記録 |
これ以外の用語は、出てきた時に調べれば十分です。
具体的な帳簿のつけ方(3ステップ)
ステップ1:会計ソフトに登録する
手書きの帳簿やExcelは避けてください。ミスが増えるし、確定申告書の作成が別作業になります。
会計ソフトを使えば、帳簿の記録がそのまま確定申告書になります。freeeなどのクラウド会計ソフトは、無料プランやトライアル期間があるので、まずは登録してみてください。
ステップ2:銀行口座とクレジットカードを連携する
会計ソフトに銀行口座とクレジットカードを連携します。これが最も重要なステップです。
連携すると、口座やカードの取引データが自動で取り込まれます。あとは、各取引に勘定科目を選ぶだけ。これで帳簿の8割は完成です。
ステップ3:勘定科目を選ぶ
取り込まれた取引ごとに、「このお金は何の支出か」を選びます。
よく使う勘定科目はこれだけです。
| 勘定科目 | 使う場面 | |----------|----------| | 売上高 | 報酬が振り込まれた時 | | 通信費 | スマホ代、ネット回線、サーバー代 | | 旅費交通費 | 電車、バス、タクシー | | 消耗品費 | 文房具、10万円未満のPC周辺機器 | | 接待交際費 | 取引先との飲食 | | 地代家賃 | 事務所の家賃 | | 水道光熱費 | 電気、ガス、水道 | | 外注費 | 外部に仕事を依頼した費用 | | 雑費 | 上のどれにも当てはまらないもの |
迷ったら「雑費」にしておけば問題ありません。勘定科目を間違えても、経費の合計額が合っていれば税額は変わりません。
よくある疑問
Q. 白色申告と青色申告で帳簿は違う?
白色申告は簡易な帳簿でOKですが、青色申告は複式簿記が必要です。ただし、会計ソフトを使えば複式簿記は自動で処理されるので、手間は変わりません。
65万円の控除を受けられる青色申告の方が圧倒的にお得です。
Q. レシートがない経費はどうする?
レシートがなくても、銀行やカードの明細で支出が確認できれば経費にできます。出金伝票を作成する方法もあります。
ただし、税務調査で説明を求められた時に備えて、メモや記録は残しておきましょう。
Q. プライベートの支出が混ざっている場合は?
事業用とプライベートが混ざっている場合は「対象外」または「事業主貸」として処理します。無理に経費にする必要はありません。
自宅兼事務所の家賃のように、一部が事業用の場合は「家事按分」で事業割合だけを経費にします。
帳簿は「続けること」が一番大事
帳簿のつけ方に正解はありません。完璧な帳簿よりも、続けられる帳簿の方がずっと大切です。
週に1回、10分だけ会計ソフトを開いて、取り込まれた明細を処理する。それだけで帳簿は整います。
「勘定科目を選ぶのが面倒」「そもそも何費かわからない」という方は、フリーフリーを試してみてください。AIが取引内容から勘定科目を自動判定するので、迷う時間がゼロになります。