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棚卸の方法|在庫の数え方と決算での処理

結論:決算日の在庫を数えて金額を確定する

棚卸とは、決算日時点で手元にある在庫の数量と金額を確定する作業です。在庫金額は売上原価の計算に直結するため、正確に行う必要があります。

売上原価の計算式

売上原価 = 期首在庫 + 当期仕入 − 期末在庫

期末在庫が多いほど売上原価は小さくなり、利益が大きくなります。期末在庫が少ないほど売上原価が大きくなり、利益は小さくなります。

棚卸の手順

ステップ1:在庫を数える

決算日(12月31日や3月31日)に、すべての在庫の数量を数えます。

数える対象:

  • 倉庫にある商品
  • 自宅に保管している商品
  • FBA(Amazonフルフィルメント)に預けている商品
  • 発送代行業者に預けている商品
  • 仕入れたが未検品の商品

ステップ2:棚卸表を作成する

| 商品名 | 数量 | 仕入単価 | 金額 | |--------|------|---------|------| | 商品A | 50個 | 500円 | 25,000円 | | 商品B | 30個 | 800円 | 24,000円 | | 商品C | 20個 | 1,200円 | 24,000円 | | 合計 | | | 73,000円 |

ステップ3:仕訳する

期末の仕訳:

商品 73,000円 / 期末商品棚卸高 73,000円
(期末在庫棚卸高)

翌期首の仕訳:

期首商品棚卸高 73,000円 / 商品 73,000円
(期首在庫振替)

在庫の評価方法

在庫の単価をどう決めるかには複数の方法があります。

| 評価方法 | 内容 | |----------|------| | 最終仕入原価法 | 最後に仕入れた単価を使う(最も簡単) | | 先入先出法 | 古いものから順に出庫したとみなす | | 移動平均法 | 仕入れるたびに平均単価を計算 | | 総平均法 | 期間全体の平均単価を使う |

届出をしていなければ「最終仕入原価法」が適用されます。小規模なECなら最終仕入原価法で十分です。

在庫が劣化・陳腐化した場合

売れ残って価値が下がった在庫は、時価まで評価を下げることができます(棚卸資産の評価損)。

棚卸資産評価損 30,000円 / 商品 30,000円
(型落ち商品の評価損)

ただし、単に「売れ残っている」だけでは評価損は認められません。明確な理由(型落ち、季節外れ、破損等)が必要です。

棚卸をサボるとどうなる?

棚卸をしないと売上原価が正しく計算されず、利益の金額が不正確になります。税務調査で棚卸表の提示を求められることもあるため、必ず実施してください。


freeeなら棚卸の記録から売上原価の計算まで一貫して管理できます。ECの在庫管理にぜひ活用してください。

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