freeeで決算整理仕訳をする方法|減価償却・前払費用・未払費用
決算整理仕訳とは
確定申告の前に必要な「帳簿の最終調整」です。
1年間の取引を記録しただけでは、正確な損益は出ません。年をまたぐ取引や、現金の動きと費用の発生がズレている取引を調整するのが決算整理仕訳です。
「難しそう」と思うかもしれませんが、個人事業主で必要なのは数パターンだけです。
freeeで必要な決算整理の種類
1. 減価償却
10万円以上のパソコンや設備は、買った年に全額経費にできません。耐用年数に応じて毎年少しずつ経費にします。
freeeでの操作:
- 「確定申告」→「固定資産台帳」を開く
- 固定資産が登録されていれば、freeeが自動で減価償却費を計算
- 「決算整理仕訳」として自動で反映される
固定資産の登録がまだなら、先に登録してください(後述の別記事で詳しく解説しています)。
2. 前払費用の振替
12月に翌年1月分の家賃を払った場合、12月の経費にはできません。「前払費用」として処理し、翌年1月に経費に振り替えます。
freeeでの操作:
- 12月の支払い時:勘定科目を「前払費用」で登録
- 翌年1月1日付で振替仕訳を登録
- 借方:地代家賃
- 貸方:前払費用
ただし、短期前払費用の特例を使えば、1年以内のものは支払い時に経費にできます。
3. 未払費用・未払金の計上
12月に利用したけど、支払いは翌年1月になるもの。たとえば12月の電気代は1月に引き落とされます。
freeeでの操作:
- 12月31日付で取引を登録
- 勘定科目:水道光熱費
- 口座:「未払金」または「未決済」で登録
- 翌年1月に実際の支払いと消込
4. 家事按分
自宅兼事務所の家賃や光熱費を、事業分とプライベート分に按分します。
freeeでの操作:
- 「確定申告」→「家事按分」を開く
- 対象の勘定科目と按分割合を設定
- freeeが自動で事業分とプライベート分を計算
5. 売掛金・買掛金の確認
12月に売上が発生して、入金が翌年の場合は売掛金として計上されている必要があります。逆に、翌年支払う仕入は買掛金です。
freeeでの決算整理仕訳の登録方法
方法1:決算整理仕訳として登録
- 「取引」→「取引を登録」
- 「決算整理仕訳」のチェックボックスをONにする
- 日付は12月31日
- 内容を入力して登録
決算整理仕訳としてマークしておくと、通常の取引と区別できます。
方法2:確定申告メニューから自動生成
freeeの「確定申告」メニューには、減価償却や家事按分を自動計算する機能があります。こちらを先に使うのがおすすめです。
チェックリスト
確定申告前に以下を確認しましょう。
- [ ] 固定資産台帳に漏れがないか
- [ ] 減価償却費が計算されているか
- [ ] 前払費用の振替が完了しているか
- [ ] 12月発生の未払費用が計上されているか
- [ ] 家事按分の割合が正しいか
- [ ] 売掛金・買掛金の残高が正しいか
- [ ] 各口座の残高が実際と一致しているか
まとめ
- 決算整理仕訳は確定申告前の最終調整
- freeeの自動計算機能(減価償却・家事按分)を活用する
- 前払費用・未払費用は手動で登録が必要
- チェックリストで漏れを防ぐ
決算整理の作業が不安な方は、フリーフリーをご検討ください。AIが決算時に必要な整理仕訳を自動で提案するので、漏れなく処理できます。