freeeの『振替伝票』とは?通常の取引登録との使い分け
「振替伝票」って何?通常の取引と何が違う?
freeeのメニューを探していると、「振替伝票」という項目を見つけることがあります。
「取引登録」もあるのに、なぜ別に「振替伝票」があるのか。使い分けがわからない。そう感じるのは当然です。
簡単に言うと、**振替伝票は「通常の取引登録では対応できない、複雑な仕訳を入力するための機能」**です。
通常の取引登録の限界
freeeの取引登録は、基本的に「収入」か「支出」を選んで、勘定科目と金額を入力する形式です。シンプルで使いやすいのですが、こんな場面では困ります。
- 1つの取引で複数の科目を使いたい:たとえば、1回の振込で外注費と交通費を合わせて払った
- 収入でも支出でもない仕訳:決算整理仕訳や、科目の振替
- 借方と貸方を細かく指定したい:減価償却、貸倒処理など
こういった場面で振替伝票の出番です。
振替伝票の画面
振替伝票の画面は、従来の会計ソフトに近い形式です。
- 借方:勘定科目と金額
- 貸方:勘定科目と金額
- 複数行を追加できる
つまり、freeeが「取引」で隠していた借方・貸方を、直接入力できる画面です。自由度は高いですが、簿記の知識が必要になります。
具体的にいつ使う?
ケース1:決算整理仕訳
年末に行う減価償却の仕訳。たとえばパソコン(30万円)を4年で償却する場合。
借方:減価償却費 75,000円 / 貸方:工具器具備品 75,000円
これは収入でも支出でもないので、通常の取引登録では入力できません。
ケース2:按分の調整仕訳
家賃10万円のうち、事業用30%を経費にする場合の調整仕訳。
ケース3:科目の修正
間違えた勘定科目を正しい科目に振り替える場合。
ケース4:開業費の償却
開業前にかかった費用(開業費)を、5年かけて少しずつ経費にしていく場合の仕訳。
フリーランスはほぼ使わない
ここが大事なポイントです。日常の経理業務で振替伝票を使うことは、ほとんどありません。
通常の収入・支出は取引登録で十分。口座間の移動は口座振替で対応できます。振替伝票が必要になるのは、主に決算時の特殊な処理です。
「振替伝票がよくわからない」と悩んでいるフリーランスの方、安心してください。使わなくても確定申告はできます。必要になったときは、税理士に相談するのが確実です。
振替伝票と取引登録の使い分け早見表
| 場面 | 使う機能 | |------|----------| | 売上が入金された | 取引登録(収入) | | 経費を支払った | 取引登録(支出) | | 銀行間でお金を移動 | 口座振替 | | クレカの引き落とし | 口座振替 | | 減価償却 | 振替伝票 | | 決算整理仕訳 | 振替伝票 | | 科目の振替・修正 | 振替伝票 |
複雑な仕訳に悩みたくないなら
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