freeeの『発生主義』とは?現金主義との違いとfreeeでの切替方法
「発生主義」と「現金主義」って何?
freeeの設定や確定申告の話で出てくる「発生主義」「現金主義」。
わかります、いきなり言われても意味がわからないですよね。でも考え方は簡単です。
発生主義:取引が「発生した」タイミングで記録する 現金主義:お金が「動いた」タイミングで記録する
言い換えると、いつの時点で帳簿に載せるかの違いです。
具体例で比較
1月に仕事をして、2月に入金された場合
| 方式 | 売上を計上するタイミング | |------|--------------------------| | 発生主義 | 1月(仕事をした月) | | 現金主義 | 2月(お金が入った月) |
12月に仕入れて、翌年1月に支払った場合
| 方式 | 経費を計上するタイミング | |------|--------------------------| | 発生主義 | 12月(仕入れた月) | | 現金主義 | 1月(お金を払った月) |
発生主義は「約束した時点」、現金主義は「お金が動いた時点」。これだけの違いです。
どちらを使うべき?
青色申告65万円控除を受けたいなら → 発生主義
青色申告で最大65万円の控除を受けるには、発生主義で記帳することが条件です。これが最も大きな違いです。
青色申告10万円控除 or 白色申告なら → どちらでもOK
10万円控除の青色申告や白色申告であれば、現金主義でも構いません。
迷ったら → 発生主義
freeeはデフォルトで発生主義です。特別な理由がなければ、そのまま使いましょう。
freeeは基本的に発生主義
freeeの標準設定は発生主義です。取引を登録するとき、「発生日」と「決済日」を分けて入力できるようになっています。
たとえば、1月に10万円の仕事をして、2月に入金された場合。
- 発生日:1月31日
- 決済日:2月28日
このように、取引が「起きた日」と「お金が動いた日」を別々に記録できます。
現金主義に切り替える方法
freeeで現金主義を使いたい場合は、確定申告のメニューから設定を変更できます。ただし、以下の条件があります。
- 前年の所得が300万円以下
- 税務署に「現金主義の届出書」を提出済み
- 65万円控除は受けられなくなる
正直、フリーランスで現金主義を選ぶメリットはあまりありません。
発生主義で困る場面
発生主義は正確ですが、フリーランスにとって面倒な面もあります。
- 未決済取引が増える:発生日に記録して、入金日に消込する必要がある
- 年末年始の処理が複雑:12月の売上で1月入金のものを正しく処理する必要がある
- 日付を2つ管理する:発生日と決済日、どちらの日付で何を登録するか迷う
ただ、freeeが仕組みとしてサポートしてくれているので、慣れれば問題なく運用できます。
実務上のポイント
フリーランスが発生主義で記帳する場合のポイントです。
- 売上は請求書の日付(または役務提供日)で計上
- 経費は支払い義務が確定した日で計上
- 入出金は決済として別途記録
銀行やクレカの明細を「自動で経理」で処理すれば、入出金の日付はfreeeが自動で入れてくれます。発生日だけ正しく設定すればOKです。
発生主義の管理をシンプルにしたいなら
発生主義の記帳は正確ですが、管理が面倒なのも事実。フリーフリー なら、AIが請求書と入金の日付を自動で整理し、発生主義の帳簿を正確に保ちます。