freeeの『開始残高』とは?設定しないとどうなる?
「開始残高」とは何か
freeeを使い始めるとき、「開始残高を設定してください」というガイドが出てきます。
「開始残高って何?何を入れればいいの?」と戸惑いますよね。
開始残高とは、freeeで記帳を始める時点で、すでに持っているお金や資産・負債の額のことです。
たとえば、2026年1月からfreeeを使い始める場合。2025年12月31日時点で、銀行口座に100万円あったなら、その100万円が開始残高です。
なぜ設定が必要なのか
freeeは、日々の取引を記録して残高を計算します。でも「スタート地点」がないと、計算が合いません。
- 銀行口座の残高が100万円からスタート
- 1月に10万円の収入があった
- → 残高は110万円
開始残高を設定しないと、freee上の残高が0円スタートになります。
- 残高0円からスタート
- 1月に10万円の収入があった
- → freee上の残高は10万円(実際は110万円)
残高がずっとズレたままになってしまいます。
何を設定すればいい?
設定すべき項目は以下の通りです。
必ず設定すべきもの
- 事業用の銀行口座の残高:メインバンクの残高
- 事業用のクレジットカードの未払い残高:12月末時点でまだ引き落とされていない金額
- 手元現金の残高:事業で使う現金(レジの中身など)
該当する場合に設定するもの
- 売掛金:前年に請求したけど、まだ入金されていないお金
- 買掛金:前年に仕入れたけど、まだ支払っていないお金
- 固定資産:パソコンや車など、減価償却中の資産
- 借入金:事業用のローン残高
フリーランスなら最低限これだけ
正直、フリーランスの方は銀行口座の残高だけ設定すれば、ほぼOKです。クレカの未払いがあればそれも。固定資産や借入金がなければ、省略しても大きな問題にはなりません。
「いつの時点」の残高?
freeeの会計年度の開始日の前日時点の残高です。
- 個人事業主(1月〜12月が会計年度)→ 前年12月31日時点
- 法人(4月〜3月が会計年度)→ 前年3月31日時点
個人事業主の場合、開業初年度なら開業日の前日時点の残高を入れます。
freeeでの設定方法
- freeeにログイン
- 「設定」→「開始残高の設定」
- 各口座・科目の残高を入力
- 保存
銀行口座の残高は、通帳やネットバンキングで確認できます。12月31日時点の残高を入れてください。
設定しないとどうなる?
残高が合わない
freee上の銀行残高と、実際の銀行残高がずっとズレます。「残高が合わない!」という相談の原因の多くは、開始残高の未設定です。
確定申告の貸借対照表がおかしくなる
青色申告65万円控除には貸借対照表の提出が必要ですが、開始残高がないと数字が合いません。税務署から指摘を受ける可能性もあります。
ただし、所得税の計算自体には影響しない
開始残高は「残高」の話であって、「今年の収入・経費」には影響しません。つまり、所得税の計算結果は変わりません。
困るのは、残高がズレて混乱することと、貸借対照表が正しくならないことです。
途中から設定しても大丈夫?
はい、後から設定・修正できます。ただし、開始残高を変更すると、それ以降の残高がすべて変わるので、取引の登録状況と整合性を確認する必要があります。
開始残高の設定で迷ったら
開始残高の設定は最初の1回だけですが、間違えるとずっと残高がズレて困ります。フリーフリー なら、初期設定のサポートもAIが丁寧にガイド。正しいスタートを切れます。