月次決算とは?中小企業がやるべき月次処理の流れ
月次決算は「毎月の経営の健康診断」
月次決算とは、毎月の売上・費用・利益を締めて、経営状況を把握する作業です。年に1回の決算だけでは、問題が起きても気づくのが遅すぎます。
月次決算を行うことで、早期に問題を発見し、手を打てます。
月次決算でやるべきこと
1. 売上の確定
その月に発生した売上をすべて計上します。入金があった月ではなく、サービスを提供した月に計上するのがポイントです(発生主義)。
2. 経費の確定
その月に発生した経費をすべて計上します。未払いの請求書も含めて、発生ベースで記録します。
3. 預金残高の照合
会計ソフトの残高と、実際の銀行口座の残高を照合します。ズレがあれば原因を調べて修正します。
4. 売掛金・買掛金の確認
未回収の売上(売掛金)と、未払いの経費(買掛金)を確認します。回収漏れや支払い遅れがないかチェックします。
5. 仮勘定の整理
仮払金や仮受金が残っていれば、正しい勘定科目に振り替えます。仮勘定を放置すると、決算時に混乱します。
6. 試算表の確認
すべての処理が終わったら、試算表(月次P/L・B/S)を確認します。前月比や予算比で異常値がないかチェックしましょう。
月次決算チェックリスト
- □ 売上の計上漏れはないか
- □ 経費の計上漏れはないか
- □ 預金残高は一致しているか
- □ 売掛金の回収状況は問題ないか
- □ 買掛金の支払い漏れはないか
- □ 仮勘定は残っていないか
- □ 消費税区分は正しいか
- □ 前月比で異常値はないか
月次決算のスケジュール
理想的には、翌月10日までに前月の月次決算を完了させましょう。
- 月初1〜5日:前月の売上・経費の計上、領収書の整理
- 月初5〜8日:残高照合、売掛金・買掛金の確認
- 月初8〜10日:試算表の確認、経営者への報告
スピードが大事です。3週間も経ってから「先月は赤字でした」とわかっても、手の打ちようがありません。
月次決算をやるメリット
- 資金繰りの予測精度が上がる
- 異常値に早く気づける
- 年次決算が格段にラクになる
- 銀行融資の審査でプラス評価
- 税理士費用が下がることも
まとめ
月次決算は中小企業の経営を安定させる基盤です。最初は面倒に感じますが、ルーティン化すれば月2〜3時間で完了します。
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