起業したら経理はどうする?初めての法人経理入門
起業後、最初にやるべき経理の準備
会社を設立したら、すぐに経理体制を整える必要があります。後回しにすると、決算時に大変なことになります。
この記事では、法人設立直後にやるべき経理の準備を順番に解説します。
ステップ1:届出書類を提出する
法人設立後、税務関係の届出を提出します。
- 法人設立届出書:設立から2ヶ月以内に税務署へ
- 青色申告の承認申請書:設立から3ヶ月以内に税務署へ
- 給与支払事務所等の開設届出書:給与を支払う場合は1ヶ月以内に
- 源泉所得税の納期の特例の承認申請書:従業員10人未満なら提出推奨
特に青色申告の承認申請は重要です。期限を過ぎると、その事業年度は白色申告になり、欠損金の繰越などの特典が使えません。
ステップ2:法人口座を開設する
個人口座と法人口座は必ず分けましょう。混在すると記帳が複雑になり、税務調査でも問題になります。
法人口座の開設には通常1〜2週間かかります。ネット銀行なら比較的早く開設できます。
ステップ3:会計ソフトを導入する
法人経理にはクラウド会計ソフトが必須です。手書きやExcelでは限界があります。
主な選択肢は以下の3つです。
- freee会計:直感的な操作性。初心者におすすめ
- マネーフォワード クラウド会計:仕訳の柔軟性が高い
- 弥生会計オンライン:老舗の安心感
導入したら、銀行口座とクレジットカードを連携させましょう。取引データが自動で取り込まれるようになります。
ステップ4:日常の記帳を始める
法人の日常経理で発生する主な業務は以下のとおりです。
毎日〜毎週やること
- 領収書・レシートの整理と保管
- 銀行明細の確認と仕訳入力
- 現金取引の記録
毎月やること
- 売上の計上と請求書の発行
- 経費の精算
- 銀行口座の残高確認
- 給与計算と源泉徴収
年に1回やること
- 決算と法人税申告
- 年末調整
- 法定調書の提出
よくある失敗パターン
1. 領収書を溜め込む
「まとめてやろう」は危険です。3ヶ月分の領収書を一気に処理するのは気が遠くなります。最低でも週1回は整理しましょう。
2. 個人と法人のお金を混ぜる
社長個人のカードで法人の経費を払うと、記帳が複雑になります。法人カードを作りましょう。
3. 消費税の処理を後回しにする
インボイス制度に対応した消費税区分の設定は、最初にやっておくべきです。後からまとめて修正するのは大変です。
まとめ
法人経理は最初の準備が肝心です。届出書類の提出、口座開設、会計ソフト導入を早めに済ませましょう。日々の記帳をこまめにやることで、決算時の負担が格段に減ります。
法人でfreeeを使い始めたい方は、フリーフリーの初期設定ガイドが参考になります。