法人経理でやりがちなミス10選|税務調査で指摘される前に
経理のミスは放置すると大きなツケになる
法人経理のミスは、税務調査で指摘されると追徴課税や加算税の対象になります。日頃からよくあるミスを知り、未然に防ぐことが大切です。
税務調査で実際に指摘されやすいミスを10個紹介します。
ミス1:個人的な支出を法人経費にしている
社長のプライベートな飲食代やゴルフ代を法人の経費に入れるケースです。業務との関連が説明できなければ、役員への賞与(損金不算入)として扱われます。
対策:「何の目的で」「誰と」支出したかを記録に残す。
ミス2:売上の計上時期がずれている
期末近くの売上を翌期に計上する「期ずれ」は、税務調査で最も指摘されやすい項目です。
対策:納品日ベースで売上を計上する。期末間際の取引は特に注意。
ミス3:消費税区分の誤り
課税取引と非課税取引、不課税取引の区分を間違えると、消費税の計算がずれます。
対策:取引入力時に必ず税区分を確認する。迷ったら税理士に相談。
ミス4:領収書の保管不備
領収書がない経費は、税務調査で否認されるリスクがあります。電子帳簿保存法に対応した保管も忘れずに。
対策:受け取った領収書はその日のうちにスキャンまたは撮影して保存。
ミス5:減価償却費の計算ミス
耐用年数の間違い、償却方法の選択ミス、事業供用日の誤りなどが起こりがちです。
対策:固定資産台帳を整備し、会計ソフトで自動計算させる。
ミス6:交際費の限度額超過
中小企業の交際費は年間800万円まで損金算入できますが、超過分は損金不算入です。また、1人あたり1万円以下の飲食費は交際費から除外できます。
対策:交際費と会議費の区分を正しく行う。1人あたりの金額を記録する。
ミス7:源泉徴収の漏れ
税理士や弁護士への報酬、デザイナーやライターへの報酬から源泉徴収を忘れるケースです。
対策:外注先への支払い時に、源泉徴収が必要かどうか確認する。
ミス8:仮勘定の放置
仮払金や仮受金を長期間放置すると、内容が不明になり、税務調査で問題になります。
対策:月次決算のたびに仮勘定を整理する。
ミス9:在庫の過少計上
期末在庫を少なく計上すると、売上原価が大きくなり、利益が圧縮されます。意図的でなくても、棚卸の精度が低いと指摘されます。
対策:実地棚卸を確実に行い、記録を残す。
ミス10:役員報酬の変更手続き漏れ
役員報酬を期中に変更すると、変更後の金額が損金不算入になる場合があります。株主総会議事録の作成も忘れがちです。
対策:期首3ヶ月以内に改定し、議事録を作成・保管する。
まとめ
これらのミスは、正しい知識と日頃のチェックで防げます。月次決算のタイミングでミスがないか確認する習慣をつけましょう。
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