確定申告を間違えた!修正申告のやり方と間違いやすいポイント
確定申告を出した後に間違いに気づいた
確定申告書を提出した後に「あ、間違えた」と気づく。これ、実はかなり多いです。
経費を入れ忘れた。売上の金額が違っていた。控除を申請し忘れた。
焦る気持ちはわかります。でも大丈夫です。確定申告は、提出後でも修正できます。
修正の方法は2つある
間違いの種類によって、手続きが異なります。
税金を少なく申告していた場合 → 修正申告
本来払うべき税金より少なく申告してしまった場合は「修正申告」を行います。
- 売上を少なく計上していた
- 経費を多く計上していた
- 所得控除の金額を間違えていた(多く控除していた)
税金を多く申告していた場合 → 更正の請求
本来より多く税金を申告してしまった場合は「更正の請求」を行います。
- 経費を入れ忘れていた
- 医療費控除を申請し忘れた
- 売上を二重に計上していた
更正の請求は、申告期限から5年以内であれば行えます。
修正申告のやり方
ステップ1:正しい金額を確認する
まず、何をどう間違えたのかを確認します。会計ソフトの帳簿を見直して、正しい数字を把握してください。
ステップ2:修正申告書を作成する
修正申告書は、国税庁の「確定申告書等作成コーナー」で作成できます。
- 確定申告書等作成コーナーにアクセス
- 「修正申告書・更正の請求書 作成開始」を選択
- 元の申告書のデータを入力(または読み込み)
- 修正する箇所を入力
freeeなどの会計ソフトでも、帳簿を修正した上で新しい確定申告書を出力できます。
ステップ3:提出する
修正申告書もe-Taxで電子提出できます。税務署への持参・郵送も可能です。
ステップ4:差額を納付する
修正申告の場合、追加で納める税金が発生します。修正申告書の提出と同時に納付してください。
修正申告のペナルティ
自主的に修正した場合
税務署から指摘される前に自主的に修正申告すれば、過少申告加算税はかかりません。ただし、延滞税(年2.4%〜8.7%程度)は発生します。
税務署から指摘された場合
| 状況 | 加算税率 | |------|----------| | 税務署の指摘後に修正(50万円以下) | 10% | | 税務署の指摘後に修正(50万円超) | 15% | | 意図的な隠ぺいが認定された場合 | 35%(重加算税) |
間違いに気づいたら、税務署に指摘される前に自分から修正するのが鉄則です。
よくある間違いパターン
1. 売上の計上時期のズレ
12月に請求して1月に入金された売上。これは12月の売上として計上する必要があります(発生主義)。入金日で計上してしまうのはよくある間違いです。
2. 経費の二重計上
銀行連携で自動取り込みした取引と、レシートから手入力した取引が重複している。会計ソフトの「重複チェック機能」を使いましょう。
3. 家事按分の計算ミス
自宅兼事務所の家賃や光熱費を経費にする場合、事業使用割合の計算が間違っていることがあります。面積比や使用時間比で合理的に按分してください。
4. 控除の申請忘れ
医療費控除、社会保険料控除、小規模企業共済等掛金控除(iDeCo)など。該当するのに申請し忘れるケースが多いです。これは更正の請求で取り戻せます。
5. 源泉徴収税額の記載漏れ
取引先に源泉徴収されている場合、その金額を確定申告書に記載しないと、二重に税金を払うことになります。支払調書を確認してください。
間違いは直せる。放置だけはNG
確定申告の間違いは、後からいくらでも直せます。完璧な申告を一発で出せる人の方が少数派です。
大事なのは、間違いに気づいたらすぐに修正すること。放置すると、税務署から指摘されたときにペナルティが重くなります。
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