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翻訳者・通訳者の確定申告|辞書・ツール・海外送金の経費

フリーランスの翻訳者・通訳者は、辞書やツール代など業務に必要な経費を正しく計上することで節税できます。海外送金が絡む場合の処理も押さえておきましょう。

翻訳者・通訳者が経費にできる主な項目

辞書・参考書

紙の辞書、電子辞書、オンライン辞書のサブスクリプション(英辞郎Pro、Oxford Dictionariesなど)は「新聞図書費」として計上します。専門分野の参考書や資料も同様です。

翻訳支援ツール(CATツール)

Trados、memoQ、Memsourceなどの翻訳支援ツールのライセンス料は「消耗品費」として経費にできます。年間サブスクリプションの場合は支払った年度の経費として処理するのが一般的です。

パソコン・周辺機器

パソコン、モニター、キーボードなどは金額に応じて「消耗品費」か「工具器具備品」で処理します。翻訳業務ではデュアルモニターが多いですが、2台目のモニターも問題なく経費になります。

通訳関連の経費

  • 移動費: 通訳現場への交通費は「旅費交通費」
  • スーツ・服装: 通訳現場で必要なフォーマルウェアは按分で「消耗品費」
  • 通訳機材: 同時通訳用のヘッドセットなどは「消耗品費」

海外送金・為替関連

海外クライアントからの報酬受取時に発生する送金手数料は「支払手数料」です。PayPalやWiseの手数料も同様に処理します。

為替差損益が発生した場合は「雑損失」または「雑収入」として計上します。外貨建ての請求書を発行した場合、入金時の為替レートとの差額を処理する必要があります。

その他の経費

  • 通信費: インターネット回線、電話代(按分)
  • 研修費: 翻訳セミナー、語学研修
  • 会費: 日本翻訳連盟などの業界団体の年会費は「諸会費」
  • 校正ツール: Grammarlyなどの月額料金は「消耗品費」

仕訳の具体例

翻訳支援ツールの年間ライセンス60,000円を支払った場合:

| 借方 | 金額 | 貸方 | 金額 | |------|------|------|------| | 消耗品費 | 60,000 | 普通預金 | 60,000 |

海外クライアントからの入金時にPayPal手数料2,500円が引かれた場合:

| 借方 | 金額 | 貸方 | 金額 | |------|------|------|------| | 普通預金 | 97,500 | 売上高 | 100,000 | | 支払手数料 | 2,500 | | |

確定申告の注意点

源泉徴収に注意しましょう。 翻訳料は源泉徴収の対象です。クライアントが源泉徴収している場合、確定申告で精算できます。支払調書を確認して正確に申告してください。

海外取引の為替レートは記録しておきましょう。 入金時のレートを都度メモしておくと、確定申告時に慌てずに済みます。

まとめ

翻訳者・通訳者の経費は辞書やツール代が中心ですが、海外取引がある場合は為替や送金手数料の処理にも注意が必要です。

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