声優・ナレーターの確定申告|マイク・防音設備の経費
フリーランスの声優やナレーターは、マイクや防音設備など独自の経費項目があります。正しく計上して確定申告に備えましょう。
声優・ナレーターが経費にできる主な項目
マイク・録音機材
コンデンサーマイク、オーディオインターフェース、ヘッドフォン、ポップガードなどは「消耗品費」として計上します。10万円以上の高額機材は減価償却が必要です。
宅録環境を整えるためのマイクスタンド、ショックマウント、リフレクションフィルターなども経費です。
防音設備
自宅に防音ブースを設置した場合の費用は、金額によって処理が変わります。
- 簡易防音ブース(10万円未満): 「消耗品費」で一括経費
- 防音ブース(10万円以上): 「建物附属設備」として減価償却
- 防音工事: 「建物附属設備」として減価償却
吸音材やカーテンなどの簡易的な防音対策は「消耗品費」です。
ボイストレーニング費
スキル維持・向上のためのボイストレーニング費用は「研修費」です。声優養成所の受講料(開業後の場合)も研修費として計上できます。
収録スタジオ代
自宅以外のスタジオで収録する場合のスタジオ代は「賃借料」です。スタジオまでの交通費は「旅費交通費」で計上します。
その他の経費
- 台本印刷費: 「消耗品費」
- のど飴・はちみつ: 業務に必要なものとして「消耗品費」(少額に限る)
- DAWソフト: 音声編集用のAudacityなどは「消耗品費」
- 通信費: オンライン収録のインターネット回線(按分)
- 衣装代: イベント出演用の衣装は「消耗品費」
仕訳の具体例
コンデンサーマイク45,000円を購入:
| 借方 | 金額 | 貸方 | 金額 | |------|------|------|------| | 消耗品費 | 45,000 | 普通預金 | 45,000 |
ボイストレーニング月額15,000円:
| 借方 | 金額 | 貸方 | 金額 | |------|------|------|------| | 研修費 | 15,000 | 普通預金 | 15,000 |
確定申告の注意点
収入の種類を正しく把握しましょう。 事務所所属の場合の給与、フリーでのギャラ、ナレーション案件の報酬、YouTube配信の広告収入など、収入源が多岐にわたることがあります。
源泉徴収されているか確認しましょう。 芸能関連の報酬は源泉徴収の対象です。確定申告で還付を受けられるケースも多いので、支払調書を必ず確認してください。
防音設備の耐用年数に注意です。 大がかりな防音工事は建物附属設備として15年程度の耐用年数で償却する必要があります。
まとめ
声優・ナレーターは録音機材や防音設備など、初期投資が大きい職種です。経費を正確に計上して節税につなげましょう。
freeeでの記帳管理には「フリーフリー」が便利です。減価償却の計算も自動でサポートします。