4月に開業したフリーランスが最初にやるべき経理準備
4月に開業した皆さん、おめでとうございます。新しいスタートにワクワクしている頃だと思います。
でも、経理の準備は後回しにしないでください。最初に仕組みを整えておけば、来年の確定申告で泣かずに済みます。
最初にやるべきこと5つ
1. 開業届を提出する
開業から1ヶ月以内に、税務署に「個人事業の開業届出書」を提出します。e-Taxからオンラインで提出可能です。
開業届を出さなくてもペナルティはありませんが、後述の青色申告承認申請に必要です。必ず提出しましょう。
2. 青色申告承認申請書を提出する
開業届と一緒に「青色申告承認申請書」を提出します。開業から2ヶ月以内が期限です。4月1日に開業したなら、5月31日までに提出すればOKです。
青色申告のメリットは大きいです。
- 65万円の特別控除(所得税・住民税合わせて約10万円以上の節税)
- 赤字を3年間繰り越せる
- 30万円未満の資産を一括経費にできる
白色申告では得られないメリットばかりです。絶対に申請してください。
3. 事業用の銀行口座を用意する
プライベートと事業のお金を分けるために、事業専用の銀行口座を作りましょう。
分けておくメリットは以下の通りです。
- 売上と経費が一目でわかる
- 確定申告の集計が格段に楽になる
- 税務調査でプライベートを見せなくて済む
ネットバンキング対応の口座がおすすめです。取引明細のダウンロードが簡単にできます。
4. クレジットカードを事業用に用意する
銀行口座と同様に、事業用のクレジットカードを1枚用意しましょう。経費の支払いをこのカードに集約すれば、経費の管理が劇的に楽になります。
明細をダウンロードするだけで、経費の一覧が手に入ります。
5. 経理の仕組みを決める
開業と同時に経理の仕組みを決めておきましょう。後から始めようとすると、数ヶ月分のレシートが溜まって大変なことになります。
決めるべきことは以下の通りです。
- 会計ソフトは何を使うか
- レシートの保管方法(紙?電子?)
- 記帳の頻度(毎日?週1?月1?)
- 請求書の管理方法
開業初年度の経費で見落としがちなもの
開業にあたって支払った費用は「開業費」として経費にできます。
- 開業前に購入したPC・機材
- 名刺・ロゴの作成費
- ホームページの制作費
- 開業前の打ち合わせの交通費・飲食費
- 事業に関するセミナー・研修費
開業費は任意のタイミングで経費に計上できる(繰延資産)ので、所得が多い年に計上すると節税効果が大きくなります。
月次でやるべき経理タスク
開業したら、毎月以下のタスクをルーティンにしましょう。
毎週やること
- レシートを記録する(溜めると忘れる)
毎月やること
- 売上の請求・入金確認
- 経費の記帳
- 銀行口座の残高確認
- クレカ明細の確認
四半期ごとにやること
- 売上と経費の推移を確認
- 年間の税金見込みを計算
- 納税資金の積み立て状況を確認
よくある失敗
失敗1: レシートを溜めてしまう
「後でやろう」が一番危険です。3ヶ月分のレシートの山を前にして途方に暮れる人を何人も見てきました。週に1回、15分だけ記帳する習慣をつけましょう。
失敗2: 税金の準備をしない
売上が入ると全部使ってしまい、確定申告で税金が払えない。よくあるパターンです。売上の20〜30%は税金用に別口座に移しておきましょう。
失敗3: プライベートと事業のお金を混ぜる
口座を分けないと、確定申告時に「これは経費?プライベート?」の仕分けに膨大な時間がかかります。
まとめ
開業直後の経理準備は、将来の自分への投資です。最初の仕組みづくりを怠ると、来年の確定申告で苦しむことになります。
フリーフリーなら、開業したての方でも迷わず記帳を始められます。シンプルな操作で経費を管理し、初めての確定申告をスムーズに乗り越えましょう。