経費に上限はある?いくらまで使えるのか
経費に法律上の上限はない
結論から言うと、経費に「ここまでしか使えない」という法律上の上限はありません。事業に必要な支出であれば、金額に関係なく経費にできます。
ただし、実務上は注意すべきポイントがあります。
経費の基本ルール
経費として認められるのは「事業を行うために直接必要な支出」です。
経費になるもの
- 事務所の家賃
- 仕事で使うパソコンやソフトウェア
- 取引先との飲食代(業務上必要なもの)
- 仕事のための交通費
- 広告宣伝費
経費にならないもの
- プライベートの食事代
- 私用の旅行代
- 個人的な趣味の支出
- 所得税や住民税
- 生活費
「上限がない」のに注意が必要な理由
1. 経費率で税務署の目に留まる
業種ごとの平均的な経費率から大きく外れると、税務調査の対象になりやすくなります。
例えば、ITフリーランスで経費率が70%を超えると「何にそんなに使っているのか?」と疑問を持たれる可能性があります。
2. 事業関連性を説明できなければ否認される
経費は「使った金額」ではなく「事業との関連性」で判断されます。高額な支出でも、事業に必要であることを証明できれば認められます。
逆に、少額でも事業と関係ない支出は経費になりません。
3. 一部の経費には制限がある
法人の交際費は年間800万円(または飲食費の50%)が損金算入の上限です。個人事業主の交際費にはこのような上限はありませんが、過大な交際費は税務調査で指摘されやすくなります。
経費の判断基準
迷ったときは、以下の3つの質問で判断してください。
- その支出は事業に直接必要か?
- 税務調査で「なぜ必要だったか」を説明できるか?
- 支出の証拠(領収書・請求書)はあるか?
3つすべてに「はい」と答えられるなら、経費にして大丈夫です。
按分が必要な経費
自宅兼事務所の家賃やスマホ代など、事業とプライベートの両方で使うものは按分が必要です。
- 家賃:事業使用面積の割合で按分
- スマホ代:事業使用時間の割合で按分
- 車の維持費:事業使用距離の割合で按分
按分割合は合理的な基準で設定し、一貫して適用してください。
経費を増やしすぎるリスク
経費を増やせば税金は減りますが、手元のお金も減ります。「節税のために無駄遣いする」のは本末転倒です。
100万円の経費を使って所得税が20万円減っても、手元から80万円が消えています。本当に必要な支出だけを経費にしましょう。
まとめ
経費に法律上の上限はありませんが、事業との関連性が必要です。「事業に必要か」「説明できるか」を基準に判断してください。
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