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経費率が高すぎるとどうなる?税務署が見るライン

経費率が高い=即アウトではない

結論から言うと、経費率が高いだけで税務署にペナルティを受けることはありません。正当な事業経費であれば、いくら使っても問題ないのです。

ただし、同業種の平均と比べて経費率が極端に高い場合、税務署の「お尋ね」や税務調査の対象になりやすくなります。

業種別の経費率の目安

国税庁の統計から、業種別の売上に対する経費率の目安は以下のとおりです。

| 業種 | 経費率の目安 | |------|-------------| | 小売業 | 65〜80% | | 飲食業 | 60〜75% | | 製造業 | 55〜70% | | サービス業 | 40〜60% | | IT・Web系フリーランス | 20〜40% | | ライター・デザイナー | 20〜50% |

IT系フリーランスは仕入が少ないため、経費率は比較的低めです。経費率が50%を超えると「高い」と判断される可能性があります。

税務署が見るポイント

1. 同業種の平均との比較

税務署はKSK(国税総合管理)システムで、同業種・同規模の事業者データを比較しています。平均から大きくかけ離れると、システムが自動的にフラグを立てます。

2. 経費の内訳

経費率の総額よりも、内訳が重要です。接待交際費や旅費交通費が突出して多い場合は、注目されやすくなります。

3. 売上に対する整合性

売上が低いのに経費が多い場合、「本当に事業活動に必要な支出か?」と疑われます。

指摘されやすい経費

  • 自宅兼事務所の家賃按分が過大:事業使用割合の根拠が不明確
  • 家族との食事を交際費に計上:業務との関連が説明できない
  • プライベート旅行を出張費に:業務上の目的が不明確
  • 高額な車のリース料:事業使用割合が不適切

適正な経費計上のコツ

1. 根拠を残す

すべての経費に「何のために使ったか」の記録を残しましょう。レシートの裏にメモを書くだけでも効果があります。

2. 按分は合理的な基準で

家賃や通信費の按分は、面積比や使用時間比など合理的な基準を設定し、一貫して適用してください。

3. 私用と事業用を分ける

クレジットカードや銀行口座は事業用と私用で分けましょう。混在すると按分が複雑になり、ミスの原因になります。

まとめ

経費率が高いこと自体は問題ではありません。大切なのは、すべての経費が事業に必要であることを説明できるかどうかです。根拠を持って経費を計上しましょう。

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