電子レシートは確定申告に使える?保存方法と注意点
電子レシートは確定申告に使える
結論として、電子レシートは確定申告の経費の証拠として有効です。紙のレシートと同じように使えます。
ただし、電子帳簿保存法のルールに従って保存する必要があります。
電子レシートの種類
アプリ型
コンビニやドラッグストアが発行するアプリ内レシートです。会員アプリにレシートデータが保存されます。
メール型
ECサイトの購入確認メール、サブスクリプションの領収書メールなどです。
PDF型
WebサイトからダウンロードするPDF形式の領収書です。クラウドサービスの利用料などに多いです。
QRコード型
紙のレシートにQRコードが印刷されていて、スキャンすると電子データが取得できるタイプです。
保存のルール
電子帳簿保存法の「電子取引データの保存」ルールに従います。
必須要件
-
改ざん防止措置:以下のいずれか
- タイムスタンプの付与
- 訂正・削除の記録が残るシステムで保存
- 事務処理規程を策定して運用
-
検索機能の確保:取引年月日・取引先・金額で検索できること
- ただし、売上高5,000万円以下の事業者は税務調査時に提示できればOK
簡単な対応方法
もっとも手軽なのは、ファイル名に情報を含めてフォルダ管理する方法です。
例:20260315_Amazon_3300.pdf
会計ソフトの添付ファイル機能を使えば、仕訳と紐づけて保存でき、検索要件も自動で満たせます。
アプリのレシートはスクリーンショットでOK?
アプリ内にしか表示されないレシートは、スクリーンショットを撮って保存するのが現実的です。
ただし、スクリーンショットだけでは改ざんの可能性を否定できないため、以下の方法が推奨されます。
- アプリからPDFエクスポートできる場合はPDFで保存
- スクリーンショットの場合はすぐにタイムスタンプを付与
- 事務処理規程を策定して「スクリーンショットで保存する」旨を明記
紙レシートとの併用
電子レシートがあっても、紙のレシートも受け取ることがあります。
- 電子で受け取ったもの:電子で保存(義務)
- 紙で受け取ったもの:紙で保存(原則)、またはスキャナ保存
紙のレシートをスキャンして電子保存する場合は、スキャナ保存の要件を満たす必要があります。
よくある疑問
Q. Amazonの購入履歴画面だけで大丈夫?
購入履歴画面は変更される可能性があるため、注文確定時にPDFをダウンロードして保存するのが確実です。
Q. 電子レシートを印刷して紙で保存してもいい?
電子で受け取ったデータは電子で保存する義務があります。印刷した紙だけでは要件を満たしません。
Q. 保存期間は?
個人事業主は7年間、法人は7年間(欠損金がある場合は10年間)保存する必要があります。
まとめ
電子レシートは確定申告に使えますが、電子帳簿保存法のルールに従った保存が必要です。会計ソフトの添付ファイル機能を活用するのがもっとも簡単です。
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