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白色申告で十分な人はどんな人?青色との境界線

白色申告で十分な人は少ない

正直に言うと、白色申告で十分なケースはかなり限られます。会計ソフトを使えば、白色と青色の手間の差はほとんどありません。

それでも白色で十分と言えるケースを整理します。

白色申告で十分なケース

1. 副業の所得が少額

会社員の副業で、年間所得が20万円前後の場合は白色申告で十分です。そもそも20万円以下なら所得税の確定申告自体が不要です(住民税の申告は必要)。

2. 今年で事業を辞める予定

来年以降は事業をしないなら、青色申告の特典(赤字繰越など)を活かす機会がありません。

3. 事業規模が極めて小さい

年間の売上が数十万円程度で、経費もほとんどない場合は、白色でも税額に大きな差が出ません。

青色申告にすべきケース

以下のいずれかに該当する方は、青色申告にするメリットが大きいです。

  • 年間所得が48万円を超える(所得税が発生する)
  • 経費が多い
  • 赤字になる可能性がある
  • 家族に給与を支払いたい
  • 30万円未満の設備投資がある

白色と青色の手間の違い

帳簿の義務

| | 白色 | 青色 | |---|------|------| | 帳簿の種類 | 簡易帳簿 | 複式簿記(65万円控除の場合) | | 記帳の手間 | 収支の記録のみ | 借方・貸方の仕訳 | | 会計ソフト使用時 | ほぼ変わらない | ほぼ変わらない |

ポイントは「会計ソフトを使う場合、手間はほぼ変わらない」という点です。freeeやマネーフォワードは、収入・支出を入力するだけで自動的に複式簿記の帳簿を作成します。

提出書類

| | 白色 | 青色 | |---|------|------| | 確定申告書 | 必要 | 必要 | | 収支内訳書 | 必要 | 不要 | | 青色申告決算書 | 不要 | 必要 | | 貸借対照表 | 不要 | 必要(65万円控除の場合) |

青色のほうが提出書類は多いですが、会計ソフトが自動で作成してくれます。

白色から青色への切り替え方法

1. 青色申告承認申請書を提出

適用を受けたい年の3月15日までに、税務署に「所得税の青色申告承認申請書」を提出します。

2. 会計ソフトの設定を変更

freeeなら設定画面で「青色申告」を選択するだけです。

3. 切り替え初年度の注意

切り替え初年度は、期首残高(1月1日時点の資産・負債)の入力が必要です。預金残高や売掛金残高を正確に入力してください。

節税効果の比較

所得300万円の場合の税金差:

| | 白色 | 青色(65万円控除) | |---|------|-------------------| | 課税所得 | 約252万円 | 約187万円 | | 所得税 | 約15万円 | 約9万円 | | 住民税 | 約25万円 | 約19万円 | | 差額 | − | 約12万円の節税 |

年間12万円の節税を「会計ソフトの使い方を覚える」だけで得られるなら、やらない理由はありません。

まとめ

白色申告で十分な人はごく少数です。会計ソフトを使えば手間はほぼ変わらないので、迷ったら青色申告を選びましょう。

freeeで青色申告を始める方法は、フリーフリーで解説しています。

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