確定申告の必要経費の計算方法|漏れなく計上するコツ
経費の計上漏れは「払わなくていい税金を払う」ことと同じです
必要経費を正確に計上すれば、所得が減り、税金が安くなります。漏れなく計上するためのコツを解説します。
必要経費の基本ルール
必要経費として認められるのは、事業に「直接関係する」支出です。
2つの条件:
- 売上を得るために必要な支出であること
- 業務との関連性を説明できること
「事業と関係がある」ことが証明できれば、幅広い支出を経費にできます。
勘定科目別の経費一覧
| 勘定科目 | 具体例 | |----------|--------| | 地代家賃 | 事務所家賃、駐車場代、コワーキングスペース | | 水道光熱費 | 電気代、ガス代(事業使用分) | | 通信費 | インターネット、電話代、サーバー代 | | 旅費交通費 | 電車賃、タクシー代、出張旅費 | | 消耗品費 | 文房具、10万円未満の備品 | | 新聞図書費 | 書籍、専門誌、電子書籍 | | 接待交際費 | 取引先との飲食代、お歳暮 | | 広告宣伝費 | Web広告、チラシ、名刺 | | 外注費 | 業務委託費、制作外注 | | 支払手数料 | 振込手数料、プラットフォーム手数料 | | 減価償却費 | 10万円以上のPC、車両、設備 | | 損害保険料 | 事業用の保険 | | 租税公課 | 事業税、印紙代、自動車税 | | 研修費 | セミナー、講座、資格取得費 | | 荷造運賃 | 送料、宅配便代 |
見落としがちな経費5つ
1. 自宅家賃の按分 自宅で仕事をしている場合、作業スペースの面積比で家賃を按分できます。6畳の部屋のうち3畳を仕事に使うなら、50%が経費です。
2. スマホ代の按分 事業とプライベート兼用のスマホ代は、利用比率で按分します。50〜70%を事業利用として計上するのが一般的です。
3. 交通系ICカードの利用分 SuicaやPASMOの事業利用分は経費にできます。利用履歴を印字して保管しましょう。
4. サブスクリプション 仕事で使うサブスク(Adobe CC、Zoom、Slack、ChatGPT Pro等)はすべて経費です。
5. 銀行の振込手数料 取引先への振込手数料は「支払手数料」として経費にできます。少額でも積み重なると大きな金額になります。
按分のルール
自宅兼事務所の場合、以下を按分して経費にできます。
- 家賃:面積比 or 使用時間比
- 電気代:使用時間比
- 通信費:利用比率
- 水道代:事業利用があれば按分可
按分比率は合理的な根拠があれば認められます。「なんとなく50%」ではなく、計算根拠を記録しておきましょう。
経費にできないもの
- 所得税・住民税
- 国民健康保険料・国民年金(所得控除で対応)
- 事業主本人の給与
- 生活費全般
- 罰金・交通違反の反則金
- プライベートの飲食代
まとめ
経費は漏れなく計上することが節税の基本です。特に按分できる固定費と、少額のサブスクリプションを見落とさないようにしましょう。
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