キャッシュフローとは?利益が出ても倒産する理由
キャッシュフローとは「実際のお金の出入り」のこと
キャッシュフローは、手元の現金がどれだけ増えたか・減ったかを表す指標です。利益とは別物です。ここを理解しないと、利益が出ているのに資金ショートする事態に陥ります。
利益とキャッシュフローは違う
「売上100万円 ー 経費60万円 = 利益40万円」
帳簿上は40万円の利益です。でも、もし売上100万円がまだ入金されていなかったら?手元の現金は60万円減っただけです。
これが「利益が出ているのにお金がない」状態です。
黒字倒産の仕組み
黒字倒産とは、帳簿上は利益が出ているのに、支払いができなくなって事業が続けられなくなることです。
典型的なパターンはこうです。
- 大口の仕事を受注して売上を計上する
- 材料費や外注費を先に支払う
- 売掛金の入金が2か月後
- その間に家賃や生活費の支払いが来る
- 手元の現金が足りなくなる
利益は出ているのに、タイミングのズレで支払い不能になるわけです。
フリーランスも他人事ではない
フリーランスでも同じことが起こります。
- 請求書を出してから入金まで1〜2か月かかる
- その間も家賃、通信費、生活費は出ていく
- 税金の支払い時期に資金が足りない
特に独立直後は、前職の退職金や貯金でしのぐことが多いですが、計画的に管理しないと危険です。
キャッシュフローを改善する方法
1. 入金サイクルを短くする
取引先と交渉して、支払いサイトを短くしてもらいましょう。月末締め翌月末払い(30日)より、月末締め翌月15日払い(15日)のほうが安全です。
2. 支払いを遅くする
経費の支払いをクレジットカードにすれば、実際の引き落としまで1〜2か月の猶予ができます。
3. 固定費を把握する
毎月必ず出ていくお金(家賃、通信費、保険料など)を把握して、最低限必要な手元資金を計算しておきます。
4. 入金予定表を作る
売掛金の入金予定日と支払予定日を一覧にして、資金がショートしないか確認します。
まとめ
キャッシュフローは「帳簿上の利益」ではなく「実際のお金の動き」です。利益が出ていても手元にお金がなければ事業は続けられません。入金と支払いのタイミングを常に意識しましょう。
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