所得控除と税額控除の違い|どっちが得?
結論:税額控除のほうが節税効果は大きい
所得控除は「税率をかける前の所得を減らす」もの。税額控除は「計算された税金から直接引く」もの。同じ金額なら、税額控除のほうが節税効果は大きくなります。
所得控除とは
課税所得を計算するときに、所得から差し引ける金額です。
所得 ー 所得控除 = 課税所得
課税所得 × 税率 = 所得税額
所得控除が増えると課税所得が減り、結果として税金が安くなります。
主な所得控除の種類
| 控除名 | 内容 | |--------|------| | 基礎控除 | 誰でも48万円(所得2,400万円以下) | | 社会保険料控除 | 国民健康保険、国民年金などの支払額 | | 小規模企業共済等掛金控除 | 小規模企業共済、iDeCoの掛金 | | 生命保険料控除 | 生命保険料の支払額(上限あり) | | 医療費控除 | 医療費が10万円を超えた部分 | | 配偶者控除 | 配偶者の所得が一定以下の場合 | | 扶養控除 | 扶養親族がいる場合 | | 寄附金控除 | ふるさと納税など | | 青色申告特別控除 | 最大65万円 |
税額控除とは
計算された所得税額から、直接差し引ける金額です。
所得税額 ー 税額控除 = 最終的な所得税額
税金そのものから引くので、控除額がそのまま節税額になります。
主な税額控除の種類
| 控除名 | 内容 | |--------|------| | 住宅借入金等特別控除(住宅ローン控除) | ローン残高の0.7%を13年間控除 | | 配当控除 | 配当所得がある場合 | | 外国税額控除 | 外国で課税された場合 | | 認定NPO法人等寄附金特別控除 | 一定の寄附をした場合 |
具体例で比較する
課税所得400万円、税率20%の場合
所得控除10万円の場合
(400万 ー 10万) × 20% ー 427,500円 = 352,500円
元の税額:400万 × 20% ー 427,500円 = 372,500円
節税額:20,000円
10万円の所得控除で、税金が2万円安くなりました。
税額控除10万円の場合
372,500円 ー 100,000円 = 272,500円
節税額:100,000円
10万円の税額控除で、税金がそのまま10万円安くなりました。
同じ10万円でも、税額控除のほうが5倍も節税効果が大きいのです。
フリーランスが使いやすい控除
まず押さえるべき所得控除
- 青色申告特別控除(65万円):最大の節税効果
- 社会保険料控除:支払った国保・年金の全額
- 小規模企業共済等掛金控除:掛金全額(年間最大84万円)
活用したい税額控除
- 住宅ローン控除:マイホーム購入者は必ず確認
- ふるさと納税:所得控除だが、住民税の税額控除も適用
まとめ
所得控除は「所得を減らす」、税額控除は「税金を直接減らす」仕組みです。同じ金額なら税額控除のほうが効果大。ただし、使える控除は種類が異なるので、自分に該当するものをすべて活用しましょう。
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